「ネバー・マインド」奇跡の不登校児支援スクール
ある日、サクセス№1東京本校に一人の少年がやってきました。
彼の名前はA君、小学6年生です。
それまで、何事もなく学校に通っていたA君でしたが、「その日」は突然やってきました。
「ボク、なんか、学校行きたくないな…。」
A君の不登校は、ある日の朝の、そんなつぶやきから始まったそうです。
お父さんも、お母さんも、その時は、子どもにありがちな、ちょっとした怠け心だろうと思って、意に介しませんでした。
どんな親も、子ども時代を振り返って、「ああ、今日、学校行きたくないな。」
と思った経験くらい、あるものです。
そして、自分が子ども時代、親に言われたように、「何言ってるの。いいから、支度しなさい。」と、子どもを諭すものです。
ところが、A君の場合は、違いました。
「その日」から、A君と、A君のご家族は、出口の見えない不登校の期間に入っていくこととなったのです。
ご両親は悩みました。
自分たちの教育が間違っていたのだろうか?
子どもに、知らず知らずのうちに、無理をさせていたのだろうか?
学校で何かあったのだろうか?…いろいろな思いが浮かびます。
そして、まずは、A君を学校に連れて行こうとがんばりました。
しかし、登校に付き添っても、校門を前に体が動かなくなり、じんましんを起こすA君を見て、これ以上は無理強いできないと、お母さんは思いました。
学校の先生とも面談しました。とても良い先生で、A君も、先生のことは好きだと言っています。友だち関係も良く、いじめなどもありませんでした。
「いったい、なぜ…。」
このように、不登校は、ある日突然やってきます。
そして、A君の場合のように、原因がはっきりとしないことも多いのです。
さて、このA君、不登校となって間もなく、昼夜逆転の生活となりました。
遅く起きてきて、昼間はゲームをやるかマンガを読むかの生活です。外出をほとんどしないので、体力も落ちて行きました。
表情が乏しくなり、家族に乱暴したり、家の中で暴れたりするようにもなりました。
当時を振り返って、お父さんはこう言います。
「あっという間に子どもが壊れていく姿を見て、どうしたらいいか、全くわからなかった…。」
ここで、ご両親は、迷いに迷った末、ある決断をします。
A君から、ゲームを取り上げることにしたのです。
一口に、ゲームを取り上げると言いますが、不登校の子どもから、ゲームを取り上げるのは、それはそれは、大変なことです。ただでさえ、やることがなく途方に暮れている子どもから、最後の砦を奪うようなものですから。
さんざんのバトルの末に、ゲームは禁止になりました。
マンガは、昼間ちゃんと勉強した時だけ読んで良いことにしました。
昼間の勉強。
そう、この昼間の勉強をするために、A君は、ご両親とともにサクセス№1東京本校にやって来たのです。そして、同じ局内にある不登校児支援スクール「ネバー・マインド」の講師が、彼の担当となったのです。
ここからのA君の頑張りと、少し後から登場することとなるB君、この二人の少年が起こした、ひと夏の「奇跡」が、私たちに「真の不登校児支援とは何か」を教えてくれることとなりました。
本書のなかでは、不登校を経験した皆さんの、スクールでの精進の姿と、彼らを支えるネバー・マインド講師たちの、愛情あふれる熱血指導を紹介します。
不登校という問題は、人生の問題集のなかでも、最大級の「難問」です。
その難問に出会ったら、誰だって、答えが出なくて苦しみます。解くことをやめたくもなります。自分がダメな人間に思えてくることだってあるでしょう。
そんな時こそ、「ネバー・マインド!(気にしなくていい)」。
学校に行かなくても、できることはたくさんあります。
第一、あなたはダメ人間などではありません。光輝く宝物が、あなたの中には眠っています。
不登校という「難問」は、解こうとして追いかけているときほど、答えがあちらへ、あちらへと逃げていくものです。
学校に行こう、行こうとしても、行けなかったのではないですか?
学校へ行かそう、行かそうとしても、お子さんは言うことを聞かなかったのではないですか?
追いかけるのをやめて、今の自分にできることを、やっていきましょう。
それが、不登校児支援スクール「ネバー・マインド」の精神です。
幸福の「青い鳥」は、意外に、あなたのすぐそばにあるものです。
たった数か月、子どもが通っただけで、「再登校」や「受験合格」が続出した、「奇跡の不登校児支援」について、ここに、公開させていただきます。
宗教法人幸福の科学 宗教教育企画局
不登校児支援スクール ネバーマインド