「ネバー・マインド」奇跡の不登校児支援スクール

4月25日記事更新
第1章「北風と太陽」
11月19日記事更新
第2章 幸福の「青い鳥」

ある日、サクセス№1東京本校に一人の少年がやってきました。
彼の名前はA君、小学6年生です。
それまで、何事もなく学校に通っていたA君でしたが、「その日」は突然やってきました。

 「ボク、なんか、学校行きたくないな…。」

A君の不登校は、ある日の朝の、そんなつぶやきから始まったそうです。
お父さんも、お母さんも、その時は、子どもにありがちな、ちょっとした怠け心だろうと思って、意に介しませんでした。
どんな親も、子ども時代を振り返って、「ああ、今日、学校行きたくないな。」
と思った経験くらい、あるものです。
そして、自分が子ども時代、親に言われたように、「何言ってるの。いいから、支度しなさい。」と、子どもを諭すものです。
ところが、A君の場合は、違いました。
「その日」から、A君と、A君のご家族は、出口の見えない不登校の期間に入っていくこととなったのです。

ご両親は悩みました。

自分たちの教育が間違っていたのだろうか?
子どもに、知らず知らずのうちに、無理をさせていたのだろうか?
学校で何かあったのだろうか?…いろいろな思いが浮かびます。

そして、まずは、A君を学校に連れて行こうとがんばりました。
しかし、登校に付き添っても、校門を前に体が動かなくなり、じんましんを起こすA君を見て、これ以上は無理強いできないと、お母さんは思いました。

学校の先生とも面談しました。とても良い先生で、A君も、先生のことは好きだと言っています。友だち関係も良く、いじめなどもありませんでした。

「いったい、なぜ…。」

このように、不登校は、ある日突然やってきます。
そして、A君の場合のように、原因がはっきりとしないことも多いのです。

さて、このA君、不登校となって間もなく、昼夜逆転の生活となりました。
遅く起きてきて、昼間はゲームをやるかマンガを読むかの生活です。外出をほとんどしないので、体力も落ちて行きました。
表情が乏しくなり、家族に乱暴したり、家の中で暴れたりするようにもなりました。
当時を振り返って、お父さんはこう言います。

 「あっという間に子どもが壊れていく姿を見て、どうしたらいいか、全くわからなかった…。」

ここで、ご両親は、迷いに迷った末、ある決断をします。
A君から、ゲームを取り上げることにしたのです。
一口に、ゲームを取り上げると言いますが、不登校の子どもから、ゲームを取り上げるのは、それはそれは、大変なことです。 ただでさえ、やることがなく途方に暮れている子どもから、最後の砦を奪うようなものですから。
さんざんのバトルの末に、ゲームは禁止になりました。
マンガは、昼間ちゃんと勉強した時だけ読んで良いことにしました。

昼間の勉強。

そう、この昼間の勉強をするために、A君は、ご両親とともにサクセス№1東京本校にやって来たのです。そして、同じ局内にある不登校児支援スクール「ネバー・マインド」の講師が、彼の担当となったのです。

ここからのA君の頑張りと、少し後から登場することとなるB君、この二人の少年が起こした、ひと夏の「奇跡」が、私たちに「真の不登校児支援とは何か」を教えてくれることとなりました。

本書のなかでは、不登校を経験した皆さんの、スクールでの精進の姿と、彼らを支えるネバー・マインド講師たちの、愛情あふれる熱血指導を紹介します。

不登校という問題は、人生の問題集のなかでも、最大級の「難問」です。
その難問に出会ったら、誰だって、答えが出なくて苦しみます。解くことをやめたくもなります。自分がダメな人間に思えてくることだってあるでしょう。

そんな時こそ、「ネバー・マインド!(気にしなくていい)」。

学校に行かなくても、できることはたくさんあります。
第一、あなたはダメ人間などではありません。光輝く宝物が、あなたの中には眠っています。

不登校という「難問」は、解こうとして追いかけているときほど、答えがあちらへ、あちらへと逃げていくものです。

学校に行こう、行こうとしても、行けなかったのではないですか?

学校へ行かそう、行かそうとしても、お子さんは言うことを聞かなかったのではないですか?

追いかけるのをやめて、今の自分にできることを、やっていきましょう。
それが、不登校児支援スクール「ネバー・マインド」の精神です。
幸福の「青い鳥」は、意外に、あなたのすぐそばにあるものです。

たった数か月、子どもが通っただけで、「再登校」や「受験合格」が続出した、「奇跡の不登校児支援」について、ここに、公開させていただきます。  (つづく)

 

宗教法人幸福の科学 宗教教育企画局
不登校児支援スクール ネバーマインド

 


 

第1章「北風と太陽」

1 良い親?、悪い親?

 ある朝、お子さんが、「学校に行かない」と言ったとしたら、あなたはどうしますか? 
 お母さんであれば、子どもの体調が悪くなったのではと思い、オデコをさわって熱をはかったり、体温計を持ちだして来たりするでしょう。
 お腹は痛くないか、頭は痛くないか、
体のなかでだるいところはないか、
昨日の食事は何だったか、
夜更かししていたのではないか、
学校行事などで疲れているのではないかと、全神経を集中して、子どもの日常をスキャンします。
そして、思い当たるところがあれば、子どもに注意を促したり、自分の心がけを正そうとすることでしょう。
このようなお母さんは、「良いお母さん」です。
 
反対に、子どもが登校する時間になっても、自分はグーグーと寝ていて、朝食も作らず、集金も持たせず、子どもが遅刻しようが欠席しようが、学校で困ろうが、一切お構いなしという方も、世の中にはいらっしゃるようです。
このようなお母さんは、「悪いお母さん」です。
 
では、不登校児は、どちらの家庭から多く生まれるでしょう?
 
答えは、「両方」です。
 
もちろん、正確な統計を取ったわけではありません。
家庭環境を正確に調査することは、至難の業ですし、それが判明したところで、誰も幸福になりませんから。
では、なぜ、このようなことを申し上げるのか、と言うと、つまりは、こういうことです。
 
それは、子どもが不登校になったからと言って、ご自分に「悪い親」のレッテルを貼る必要はないのだ、ということを申し上げたいのです。
 

2 「良いお母さん」の分かれ道

 お子さんの体調が悪いわけではないとわかると、良いお母さんは、なんとかして学校に連れて行こうと頑張ります。
 前述のA君のお母さんのように、自分が付き添って学校に連れて行こうとしたり、担任の先生と面談したりします。仲の良いお友だちに、家に遊びに来てもらったりして、お子さんの気持ちをほぐそうとします。
 この段階で、「良いお母さん」であることが功を奏して、お子さんが数日から1週間程度の欠席で、学校に行けるようになることもあります。
 
 ところが、ここまでしても、登校する気配がなかった時、そこからがじつは、「良いお母さん」の分かれ道となります。
 
それは、子どものお尻を叩いて、とにかく再登校をさせようとする「北風」のようなお母さんになっていくのか、それとも、子どもの心を暖めて、思わず知らず、動き出したくなるように仕向けて行く、「太陽」のようなお母さんになっていくのか、です。
 
何度も申し上げますが、これは、あくまでも「良いお母さん」のお話です。
「北風」であるから、悪いというのではありません。
「北風」のようなお母さんは、努力家なのです。そして、真面目です。あえて欠点のような言い方を探すとすれば、完璧主義といえるでしょうか。
その生き方は、これまでの人生では「成功」や「幸福」を意味する生き方だったと思います。
しかし、ここに来て、それだけではない「何か」があることを、知らされようとしているのです。
 
それが、「太陽」のような生き方です。
 
善人の上にも、悪人の上にも、太陽はわけへだてなく光を与えます。
ところが、私たちは、信賞必罰、競争の世界に慣らされてしまっていて、何か成果が上がらなければ、光は当たらないと信じ込まされているのです。
確かに、会社のような世界では、そうでしょう。
しかし、あなたのお子さんは、あなたにとって特別な一人であるはずです。
その、特別な一人を愛するために、「北風」であることをやめようと決意して
いただきたいのです。
 

3 競争の外に出よう

 これまで、お母さんの話をしてきましたが、「北風」になりやすいのは、本当はお父さんです。
 お父さんは、社会の荒波にもまれて生きていらっしゃる分、現実の厳しさや、世間の冷たさをよく知っています。そんな社会に、将来、お子さんを送り出すかと思うと、責任感から、厳しくなってしまうのでしょう。
 
 また、子どもが不登校になったことが受け入れられず、その責任をお母さん一人に背負わせてしまうお父さんもいます。
 ご自分は、一見、何事もなかったように仕事に打ち込んでいます。
 きっと、心の中では、お子さんを心配しているのだと思いますが、奥様もお子さんも、その心中をわかりかねて、家庭の中に、文字通りの冷たい風が吹くようになっていきます。
 
 前述のA君のお父さんは、教育関係のお仕事をしています。
 子どもたちに勉強を教えたり、保護者の方の相談に乗ったりすることを仕事としている「専門家」のご家庭に、不登校という「事件」が巻き起こったわけです。
「よりによって何でうちが」「世間体が悪い」などと考えても仕方のない状況でしたが、幸い、A君のお父さんは、世間体や体面を気にする人ではありませんでした。
 
A君のお父さんは、「早々に、競争の外に出ることにした」と言います。
 
勉強は、自分が教えればいいと割り切りました。
そして、自分の家庭に起きたことを、隠さず、仕事場で話しました。そうすると、「実は、うちの子も…。」というご家庭が、少なからずあったそうです。
 
また、A君が、「明日、学校に行こうかな…」とつぶやいた時には、「これは、親を喜ばせようとしているだけだ。こちらが期待すると、かえって負担になるだろう。」と見抜いて、「行かなくていい。明日も、お父さんが教えるから。」と言ったのだそうです。すると、A君は、ホッとした表情を浮かべたと言います。
 
競争には、勝ち負けがあるだけではありません。
 
「競争の外に出る」という、究極の選択があることを、A君のお父さんは教えてくれました。(つづく)
 


 

第2章 幸福の「青い鳥」

1 B君について

さて、冒頭に登場させたまま、触れることなく来てしまったB君について話していくことにしましょう。

B君も、小学6年生の男の子です。
A君が、サクセス№1東京本校で勉強するようになってしばらくすると、ある講師に連れられて、今度はB君がやって来ました。
年齢も一緒で、お互い、話題にはしなくとも、不登校という共通項のある二人は、すぐに仲良くなりました。

B君は、小学4年生の頃から、3年近い不登校期間を過ごしていました。
その間、御両親は、「北風」になったり、「太陽」になったりしながら、B君を育てて来られたのだと思います。
その心中を察するに、さぞかし、心配もされ、彼の将来を案じては、眠れぬ夜を過ごされたのではないでしょうか。

ここで、二人の、当時の勉強風景を、お伝えしましょう。

場所は、サクセス№1戸越精舎の1階です。
仏法真理塾サクセス№1に、勉強する子どもがいるのは、いつもの光景ではないか、と思われるかも知れませんが、彼らが勉強しにやって来るのは、平日の午前10時ごろ。その時間に来るのは、大学受験の浪人生と彼らくらいです。

また、講師たちも、教務以外の事務仕事をしている時間です。だからといって、質問の多い彼らを、長時間自習にさせておくわけにもいきません。
そこで、事務仕事の合い間に、彼らの勉強を見れるよう、1階事務スペースの一角にある小さな丸テーブルを、2人の勉強場所としました。
その結果、たくさんの講師や、ふだん、教務と関係ない仕事をしているスタッフまでもが、彼らの勉強に立ち会うこととなりました。

その光景は、アットホームで、微笑ましいものであると同時に、不登校の子どもたちに対して、私たちに何ができるのか、その教育力を問われる場面でもあったと思います。
 

2 真夏の「奇跡」

B君は、小学校低学年の学習内容も、忘れているところがありました。
無理もありません。学校に行っていなかったのですから。
それに、恥ずかしいことでもありません。
誰だって、小学6年生までの、すべての範囲をテストしたら、100点なんて取れません。

受験勉強だって、結局は、前の学年の忘れているところを徹底的に反復して覚え直していくのです。
子どもは、学んだことを忘れやすいものです。それが普通の姿なのです。

B君は、たいへん地頭の良い子でした。そして、とても、性格の良い子でした。性格が良いとは、いじけたところがなく、与えた課題に素直に取り組むことができた、という意味です。
その結果、小学2年生の漢字の書き取りから始めた学習も、どんどん進んで行き、あっという間に6年生までの漢字をマスターしてしまいました。

最初は、勉強が進んでいたかに見えたA君も、この追い上げには危機感をおぼえたのでしょう。A君の学習速度も、どんどん上がっていきました。

そして、いつしか、二人は、一日平均10時間を超える学習時間を、難なくこなすようになり、夏休みになると、週末ごとに開催されるサクセス№1の合宿にも参加して、ウイークディの10時間学習に加え、土日泊まり込みのカンヅメ学習をこなすという、スーパー小学生に成長していました。

もはや、ここまで来ると、学校に行っていないことなど、どうということはありません。なにせ、学校以上に勉強しているのですから。
彼らは、この、ひと夏の経験に自信を得て、私立中学の受験を志すようになっていきました。(※その後、2人とも志望校に合格。)

そして、夏休みが明けた9月には、A君が再登校するようになりました。
A君の不登校期間は、3か月ほどでした。
この期間を、短かったとふりかえるのは簡単ですが、出口の見えない、苦しい日々があったことに変わりはありません。

そして、その苦しい日々が、何によって光輝いたものに変わって行ったのかと言うと、「勉強すること」であったということです。

これは、たとえて言うならば、幸福の「青い鳥」のような、「コロンブスの卵」のようなお話ではないでしょうか。

「勉強」の材料は、いつも子どもたちの手近にあります。
近くにありすぎて、それが幸福の種だとは、気づかないことも多いです。

かくいう私たちも、この2人の少年に出会うまでは、勉強という名の「青い鳥」に気づいていませんでした。
そして、不登校児の扱いについては、先行している他の団体の手法を参考にしていたところもありました。

しかし、A君とB君が、あっけないほどの短期間で、学習態度や生活態度を立て直し、再登校や、目標校への合格という、快進撃を見せてくれたことで、私たちは認識を入れ替えました。

その結果、6年間に渡って行なってきた、ネバー・マインドのカリキュラムを一新し、この夏の成功体験を下敷きとした、「勉強する不登校児支援スクール」へと、イノベーションさせていったのです。

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