体験談
ある日、学校へ行かなくなったAくん
ある日、一人の少年がやってきました。彼の名前はA君、小学6年生です。それまで、何事もなく学校に通っていたA君でしたが、「その日」は突然やってきました。
ボク、なんか、学校行きたくないな…。
A君の不登校は、ある日の朝の、そんなつぶやきから始まりました。お父さんも、お母さんも、その時は、子どもにありがちな、ちょっとした怠け心だろうと思って、意に介しませんでした。ところが、A君の場合は、違いました。
「その日」から、A君と、A君のご家族は、出口の見えない不登校の期間に入っていくこととなったのです。
ご両親は悩みました。自分たちの教育が間違っていたのだろうか? 子どもに、知らず知らずのうちに、無理をさせていたのだろうか?学校で何かあったのだろうか…? いろいろな思いが浮かびます。そして、まずは、A君を学校に連れて行こうとがんばりました。
しかし、登校に付き添っても、校門を前に体が動かなくなり、じんましんを起こすA君を見て、これ以上は無理強いできないと、お母さんは思いました。
「いったい、なぜ…。」
このように、不登校は、ある日突然やってきます。
さて、このA君、不登校となって間もなく、昼夜逆転の生活となりました。遅く起きてきて、昼間はゲームをやるかマンガを読むかの生活です。外出をほとんどしないので、体力も落ちて行きました。表情が乏しくなり、家族に乱暴したり、家の中で暴れたりするようにもなりました。
当時を振り返って、お父さんはこう言います。
「あっという間に子どもが壊れていく姿を見て、どうしたらいいか、全くわからなかった…。」
ここで、ご両親は、迷いに迷った末、ある決断をします。A君から、ゲームを取り上げることにしたのです。マンガは、昼間ちゃんと勉強した時だけ読んで良いことにしました。昼間の勉強。そう、この昼間の勉強をするために、A君は、ご両親とともに、不登校児支援スクール「ネバー・マインド」にやってきたのです。
そして、ひと夏の奇跡が起こりました。A君は、3か月間通い、2学期からは学校へ戻り、中学受験も見事合格したのです。
不登校という問題は、人生の問題集のなかでも、最大級の「難問」です。
その難問に出会ったら、誰だって、答えが出なくて苦しみます。解くことをやめたくもなります。自分がダメな人間に思えてくることだってあるでしょう。
そんな時こそ、ネバー・マインド!
(気にしなくていい!)
不登校児支援スクール「ネバー・マインド」は、あなたの中に眠る「宝物」を、一緒にさがすお手伝いをしています。
ある時、心から、すべての人の幸福を願うことができた。
それから、世界が変わり始めた。
非難していた人たちが、挨拶をしてくれる。
冷たい視線で見ていた人が、話しかけてくれる。
多くの人が、僕たちの経験に学びたいといってきた。
僕は、この春、新しい世界へと、旅立っていく。
「ありがとう」
ありがとう ありがとう ありがとう
僕がここにいるのは両親のおかげ
ありがとう
僕が僕であれるのはみんなのおかげ
ありがとう
神さま、今までの人生本当に楽しかった
つらい事、苦しい事、悲しい事、いろいろな事があった
でも、そのたびに僕は愛に助けられ 愛のぬくもりを感じる事ができた
神さま本当にありがとう
僕は、これから「感謝」の人生を歩みます。
「ありがとう」 旅立ちの詩
小学生の時、いじめにあって、僕は、学校へ行けなくなった。
いろんな人の協力で、いじめはおさまったかに見えたけど、
中学校へ入ったら、仕返しがまっていた。
「どうして、いつも僕だけがこんなめに会うんだろう」
気が付いたら、陸橋の手すりの上にたっていた。
間一髪で、発見されて、命はとりとめたが、
それから、僕は、部屋に引きこもるようになった。
家族とも話さず、とうとう食事もろくにとれなくなった。
母は、そんな僕を、毎日、祈るような気持ちで見守ってくれた。
毎日、食べない食事を片づけ、また、食事をつくって、部屋まで運んでくれた。
「もし、留守の間に、この子に何かあったらどうしよう」
心配で、外出するのも怖かったらしい。
僕は、暗い部屋の中で、1人、孤独と闘っていた。
この闇の中から這い出るために、一冊の真理の本を必死で読んでいた。
それから、僕たち親子は、仏法真理を学び始めた。
そして、いつしか、苦しみを、教訓へと変えていくことができ、